アパートの規約で小鳥と観賞魚以外はペット禁止だと知る。
そこで文鳥を飼うことにした。
僕にとってこの数十年間で最も衝撃的だった事は鳥という生き物だった。
鳥がこんなにも感情豊かで人に懐く生き物だとは飼育するまで知る由もなかった。
40代も後半に差し掛かり仕事もプライベートも趣味も日常も何か行き詰まりを感じていた。
そんなある日深夜のベッドでスマホを眺めながら無性に心寂しさに襲われた。
ペット動画を眺めているうちに無性にペットが飼いたくなった僕はアパートの契約書を引っ張り出して規約を読み返した。
そこには「生き物の飼育は不可」と記載されていたが、注釈が続いていた。
「但し、観賞魚、小鳥は除く」。
2024年2月初旬の事だった。
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